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Internal Medicine

内科

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内科診療について

内科診療の領域は広範囲です。日常診療でよく遭遇する軽症なありふれた病気の兆候のこともあれば、 重大な内科系疾患の前兆、あるいは部分症状であることもあります。
現在の病状に対して「よく聞く」「診察する」ことにより解決の糸口を見つけ、必要に応じて最低限必要な検査も加え、 わかりやすく説明し解決するをモットーに、快適なもとの生活にいち早く戻れるよう、内科医としてサポートすることを心がけています。

生活習慣病の改善及び指導

生活習慣病は、生活習慣の乱れ(過食、運動不足、飲酒、喫煙など不摂生)から生じるといわれています。 肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症が混在する病態です。
動脈硬化を促進する危険因子を減らし、生活習慣を改善する指導を致します。 必要に応じて投薬治療することにより、脳血管障害・冠状動脈疾患などを未然に防ぐことができます。 自覚症状がないことも多く、各種検診やドックで指摘され、当院に相談に相談される方が多くいらっしゃいます。
当院では、医学的なエビデンスに基づいた生活習慣の指導・治療を心がけています。
現在糖尿病・高血圧症・脂質異常症の管理に通院されているたくさんの患者様がいらっしゃいます。

予防接種

予防接種は原則予約制になっております。窓口来院または電話、またはWEBにて問い合わせの上ご予約ください。 ワクチンによっては、事前の取り寄せが必要な場合がありますので、予約が望ましいです。
成人帯状疱疹予防のため、水痘帯状疱疹ワクチンも取り扱っております。
成人肺炎球菌ワクチン・インフルエンザワクチンは、十分確保できるよう対応しております。
インフルエンザワクチンは11月後半より全国的に供給量が減り多くの医療機関で接種できなくなる場合があります。 予約していただいている方には優先的に確保できるようにしています。
インフルエンザの予防接種は、10月から始まります。なるべく早めの接種をお勧めします。 予約していただいている方には、優先的にワクチンが確保できるようにしています。

コラム

血圧が140/90mmHgを超えて高くなることを意味します。原因により、本態性高血圧と二次性高血圧に分けられ、 一般的な高血圧は本態性高血圧のことを指します。
塩分の過剰摂取、肥満、ストレス、喫煙といった生活習慣、加齢、などが発症因子として考えられます。 二次性高血圧は、腎臓疾患、内分泌疾患、遺伝子因子等により誘発された高血圧を指します。
治療といたしましては、生活習慣の見直し、改善策を講じても血圧が下がらない場合は、降圧薬等による薬物治療を行います。
コレステロール、中性脂肪などの血液中の値が逸脱した状態を指します。 2007年に日本動脈硬化学会がガイドラインの改訂を行い、「高脂血症」から「脂質異常症」に変更されました。
脂質異常症とは、「高LDLコレステロール血症」140mg/dl以上、「低HDLコレステロール血症」40mg/dl未満、 「高中性脂肪血症」150mg/dl以上を指します。
脂質異常症を放置すると、動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝などの病気のリスクが高くなります。
治療といたしましては、生活習慣の改善が基本となります。それだけでは十分な改善がみられない場合は薬物治療を行います。
血糖値を下げるインスリンの作用不足によって、血液中の血糖の値が高くなる状態を指します。 発症には遺伝的な要素と、偏った食生活、運動不足、肥満などの生活習慣も要因と考えられます。
無治療のままにすると、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害の3大合併症のリスクが高くなり、 心筋梗塞や脳梗塞の併発も懸念されます。
1型糖尿病はインスリンをつくる膵臓が障害されることに起因し、糖尿病全体の90%以上を占める2型糖尿病は、 食べ過ぎ、運動不足、肥満などによって発症いたします。家族に糖尿病患者がいる場合は遺伝的要素も含め、発症する可能性が高くなります。
治療は、食事内容の改善、適度な運動を取り入れ生活習慣を見直します。継続する事が望ましく、 改善が見られない場合は、経口血糖降下剤やインスリン注射などによる薬物治療を行います。
内臓肥満に加え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などのリスクが高い状態を指します。 腹囲が男性85cm・女性90cm以上、かつ血圧・血糖・脂質のうち2つ以上が基準値から逸脱すると「メタボリックシンドローム」と診断されます。
指標は ●収縮期血圧が130mmHg以上、かつ/または拡張期血圧85mmHg以上 ●空腹時血糖が110mg/dl以上 ●脂質は中性脂肪150mg/dl以上、 かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満となっております。
メタボリックシンドロームは、放置しますと重篤な病気につながるリスクがあり、肥満に起因することが多いため、 まずは、体重を減少させるために食事内容を改善したり、適度な運動を取り入れ生活を見直すことが重要です。
正式には「風邪症候群」といい、のど、鼻、気管のウイルス感染症のことです。 急性の炎症により、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、くしゃみなどの症状が現れます。 ウイルスは200種類以上あり、何度も繰り返すことがあります。
基本的には自然治癒が見込めますが、安静、解熱鎮痛剤や去痰剤など対症療法となります。
喘息などの持病がありますと症状が増悪することがありますので、普段から手洗いやうがいの感染予防をすることが大切です。
消化器になんらかの炎症が生じ、下痢、嘔吐、腹痛などの症状を発症することを指します。
胃腸炎には、感染性胃腸炎と非感染性胃腸炎があり、感染性胃腸炎には細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎があります。
一般的に夏は細菌性、冬はウイルス性が流行る傾向があります。細菌性胃腸炎は、大腸菌、黄色ブドウ球菌、 サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオなどです。ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどです。 なかでも多いのがノロウイルスで、秋から冬にかけて広く流行いたします。
非感染性胃腸炎は、刺激物、冷たい食べ物などの摂りすぎによる胃腸機能障害、アニサキスなどの寄生虫です。 細菌性胃腸炎では抗生剤が投与されることもありますが、。小児や高齢者は脱水になりやすいため、基本的には脱水に注意しながら対症療法を行います。
気管支の粘膜の慢性的な炎症を指します。
発作を引き起こす原因としては、ウイルス感染、運動、タバコ、ストレス、ハウスダスト、寒暖差などです。 アレルギー性の炎症によって気管支が狭くなり、咳、痰、喘鳴など慢性的に繰り返されます。
血液検査でアレルギー反応を調べることができます。
治療は、気管支拡張薬、吸入ステロイド薬、貼り薬などです。継続的な治療が必要な慢性疾患であり、自己判断で治療を中止しない様にしましょう。
植物の花粉が原因で生じるⅠ型アレルギー反応で、季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれます。
原因となる植物は、スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサ、シラカンバなどがあり、日本で最も多いのはスギ花粉症です。
花粉症の主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりですが、花粉が目に入ると目の痒み、充血、流涙といった症状も現れます。 また、ハウスダスト、ダニが原因といわれる通年性アレルギー性鼻炎もあります。 治療は抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬の内服や点鼻薬による対症療法が中心です。
原因となるアレルゲンを、少量から投与し、身体を徐々に慣れさせていく「減感作療法」もあります。 皮下注射や舌下免疫療法があります。根治療法として高い治療効果が期待できます。 アレルゲンの確定診断が必要で、治療は長期間(3~5年)に渡ります。 アレルゲンが飛び始める2週間ほど前から治療を始める「初期療法」によって症状の緩和が期待できます。
さまざまな原因により生じる、頭頚部の痛みです。原因疾患のない一次性頭痛と、脳腫瘍や脳出血、 外傷などの病変が原因となる二次性頭痛があります。
一次性頭痛には片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などです。緊張型頭痛はもっとも多い頭痛で、ストレスの影響が大きくパソコンを長時間使用する人など、 頭頚部の筋肉が凝った状態となり、肩こりも伴い頭部全体を締め付けられるような痛みが特徴です。
片頭痛は、血管が拡張し神経を刺激し、片側にかけてのズキンズキンと拍動性の痛みが特徴です。 発作的に吐き気を生じたり、光、音、匂いに敏感になったりします。
群発頭痛は、頭部の血管が拡張することによって生じ、目の奥の激しい痛み、目の充血が特徴です。毎日同じ時間に起こることがあり、 男性に多いことが特徴です。
一次性頭痛の治療は、投薬で治療は可能ですが、慢性のものであるゆえ完治は難しいとの側面もあります。
インフルエンザウイルスよって発症する感染症のことです。
A型、B型、C型があり主にA型B型が冬場に大きな流行を起こします。B型はA型が終息する春先に流行る傾向があります。
インフルエンザウイルスは、咳、鼻水を介する飛沫感染、手や物に付着したウイルスによる接触感染し、1〜2日程度の潜伏期間の後に発症します。
風邪症状との違いは、38度以上の高熱、頭痛、のどの痛み、鼻水、咳、筋肉痛、全身のだるさを伴います。
診断には、迅速キットで粘膜を採取後、15分ほどで判明しますが、ある一定のウイルス量が必要なため、 発熱から12~24時間経過しいないと正しい検査結果がでない場合もあります。
インフルエンザの治療薬には、内服薬、吸入薬、点滴薬があります。発症後48時間以内に治療を開始することが望ましいとされています。 解熱後2日間はウイルスを排出するので、その間は外出は控えることが望ましいです。
予防接種を実施しても、発症してしまうことはあるが重症化をすることを予防できます。 感染の広がりをできるだけ防ぐ行動が大切で、室内の湿度を60%前後に保ち、手洗い、うがい、マスクの着用などを心がけましょう。
現在学校保健安全法では出席停止期間を「発症後5日経過し、解熱後2日(幼児は3日)経過するまで」としています。
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