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バセドウ病眼症で眼(目)を温めてもいい?効果や方法などを解説

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

バセドウ病眼症は、バセドウ病の合併症でさまざまな症状が現れます。

バセドウ病眼症のケアには、日常生活のなかでできる工夫が重要ですが、眼を温めることも考えられます。

しかし、状況に応じて眼を温めなければ症状を悪化させることもあります。

そこで、本記事ではバセドウ病眼症で眼を温める効果や方法、注意点などを解説します。

目次

バセドウ病眼症の特徴

バセドウ病眼症の主な症状には、眼球突出、視力低下、物がゆがんで見える、色が変わって見えるなどが挙げられます。

これらの症状は、外眼筋や脂肪にリンパ球という炎症に関連する細胞が集まり、「炎症」を起こします。

その結果、外眼筋の腫大・線維化や脂肪の増生を生じることでバセドウ病眼症に発展するわけです。

参考:甲状腺疾患:診断と治療の進歩

バセドウ病眼症と眼(目)を温める効果

眼を温めることで血行が促進され、眼の疲れやむくみの解消に効果が期待できます。

特にドライアイの緩和に役立つことが知られています

しかし、バセドウ病眼症の患者さんは、眼を温める行為を行う際には注意が必要です。

炎症を悪化させる可能性があるため、医師と相談の上で適切な方法で実践することが重要です。

バセドウ病眼症において、眼を温める行為は一定の効果が期待できるものの眼の状態によめっては逆効果になる可能性もあるため、慎重に行う必要があります。

眼の健康を守るためにも、治療と日常生活でのケアを適切に行い、医師の指導に従うことが大切です。

眼(目)を温める方法

眼を温めることは、疲れやドライアイの緩和に非常に効果的な方法です。現代社会では、長時間、PCやスマホの使用により、多くの人が目の疲れを経験しているでしょう。

眼を温めることで、これらの症状を和らげることができるだけでなく、眼の健康を維持することにもつながります。

ここでは、眼を温める方法を詳しく解説します。

温湿布やホットアイマスクによる眼(目)の温め方

温湿布やホットアイマスクで眼を温める方法は、一般的な手法の1つです。

市販の温湿布やホットアイマスクを購入し、使用方法に従って眼を温めます。

ホットアイマスクの場合は、電子レンジで温めて使用するものもあるので、使用方法を確認してから購入しましょう。

製品によっては鎮痛や消炎の効果を期待できます。

参考:MS温シップ「タカミツ」

蒸しタオルの使用

自宅にあるタオルを蒸しタオルにする方法もあります。

温かい水で濡らしたタオルを絞り、電子レンジで数十秒間加熱します。

その後、眼の上に約10分間置くことで、疲れを和らげたり伊ラックスできたりします。

使い捨てタイプや電子レンジで温めると繰り返し使えるタイプなど、さまざまな商品があります。

眼(目)のマッサージ

眼の周りを優しくマッサージすることも、温めるには効果的な方法です。

特に温かいタオルを使用しながらマッサージを行うことで、血行が促進され、目の疲れを和らげられます。

ただし、バセドウ病眼症の場合は、むやみに眼の周辺をマッサージすると、炎症が悪化することも考考えられます。

やはり、マッサージの際は、医師と相談して正しい方法で行なうことが大事です。

関連記事:眼球突出のマッサージ方法!注意点や眼精疲労についても解説

お風呂で温める

入浴時に眼を10分程度温めれば、時間の節約にもつながります。

湯船のお湯の温度はおおむね40℃ですので、お湯でタオルを絞って眼の上に挙げてみましょう。

タオルの温度が冷めてきたら、また湯船のお湯で絞って眼の上においてみてください。

お金をかけず、時間も節約して眼を温めたいときにはおすすめの方法です。

バセドウ病眼症の治療方法

バセドウ病眼症の症状を軽減する方法として、眼を温める点を紹介してきました。

しかし、あくまでも症状を緩和する方法であり、根本的には改善しないことがほとんどです。

バセドウ病眼症は治療によって治すことも可能なので、治療も検討しましょう。

甲状腺ホルモンの正常化

血液中の甲状腺ホルモン値を正常化させるために、メルカゾールなどの抗甲状腺薬を内服します。服用することで眼症の進行を遅らせることが可能です。

参考:あすか製薬株式会社

ステロイド療法

炎症を抑え、眼球の突出や視力障害を改善するために、ステロイド薬を使用します。重症の場合には、ステロイドパルス療法が行われることがあります

参考:東京女子医科大学

放射線治療

炎症を抑えるために、眼球の後ろの組織に放射線を照射します。これにより、眼球の突出や二重視などの症状が改善されることがあります。

参考:東京女子医科大学

手術治療

眼球の突出を改善するために、眼窩(眼球が収まっている部位)の骨を削り、眼球の後ろの圧力を減らす手術を行います。(眼窩減圧術)

他にも、斜視手術で眼球の動きを改善するために、眼球を動かす筋肉を手術する方法があります。見た目の改善には、まぶたの位置を修正する手術も選択肢になるでしょう。

参考:甲状腺眼症に対する内視鏡下経鼻腔眼窩減圧術

参考:甲状腺眼症に対する斜視手術

バセドウ病眼症で眼(目)を温めるときは注意しましょう

バセドウ病眼症の方は、眼の乾燥や疲れを引き起こしやすいです。

そのため、眼を温めて対策を考えることでしょう。

さまざまな方法で眼を温められますが、バセドウ病眼症の方は注意が必要です。

適切な方法を行なわなければ、症状を悪化させる可能性があります。

医師に相談して、適切な方法を実践していきましょう。

なお、当院では眼窩減圧術(出目修正)を提供しております。

眼球突出で見た目が気になる場合は、当院までお気軽にご相談ください。

当院ではダウンタイムの少ない施術も提供していますので、些細なことでもご相談いただけます。

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

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