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バセドウ病になると性格が変わる?甲状腺ホルモンとの関係や対処法などを解説

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

バセドウ病と診断されると、性格変化や精神的な不安に戸惑う方も多いでしょう。

イライラや不安感などが周囲に伝わると「性格が変わったのかな?」と思われる場合もあります。

しかし、適切な治療と対処法を知ることで、これらの問題を乗り越えることができます。

本記事では、バセドウ病が引き起こす精神的変化、性格変化の要因、そして治療法や対処法について詳しく解説します。

バセドウ病に悩む方やそのご家族が、少しでも安心して治療に取り組める内容ですので、ぜひ参考にしてください。

目次

バセドウ病が引き起こす精神的変化

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰分泌が原因で、様々な精神的変化を引き起こします。

感情の変化

バセドウ病では、感情が不安定になりやすくなります。

患者はしばしばイライラしやすく、不安感が強くなることがあります。

これは甲状腺ホルモンの過剰分泌が神経系に影響を与えるためです。

さらに、抑うつ状態になることもあり、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

参考:一般社団法人 日本内分泌学会

知的機能への影響

集中力の低下や思考の遅れもバセドウ病の症状の一つです。

複雑な問題を解決する能力が低下し、学校や仕事でのパフォーマンスが落ちることがあります。

また、物忘れが増えたり、以前興味を持っていたことへの関心が薄れることも考えられます。

これらの精神的変化は、甲状腺ホルモンの過剰分泌が要因です。

参考:日本医師会

バセドウ病患者の性格の変化はあるのか

バセドウ病患者がイライラしやすくなったり、不安感が強くなったり、さらには普段は穏やかな人でも、急に短気になったように感じることがあれば、周囲の人は性格の変化を感じ取るかもしれません。

気分の変動が激しくなったり集中力が低下したりすれば、仕事や学業に支障をきたすこともあるため、周囲の人が戸惑うでしょう。

さらに、甲状腺ホルモンの変化は睡眠にも影響を与えるケースがあります。

不眠や浅い睡眠が続くと、日中の疲労感が強くなり、周囲からは心身の変化を起こしたように見られるでしょう。

性格などの変化は一時的なもの

先述したような性格の変化とも感じられる様子は、一時的なものでしょうか、それとも長期的なものでしょうか。

多くの場合で適切な治療によって甲状腺ホルモンのバランスが整えば、性格の変化も改善します。

つまり、一時的な変化であることが多いのです。

しかし、長期間治療が行われなかった場合、性格の変化が定着してしまうこともあります。

重要なのはバセドウ病の診断を受けたら、すぐに適切な治療を始めることです。

早期治療により、ホルモンバランスを整え、性格の変化を最小限に抑えられます。

バセドウ病の治療と精神症状の改善

バセドウ病の治療は、精神症状の改善に大きな効果をもたらします。

バセドウ病の治療では抗甲状腺薬の内服が行われます。

主にチアマゾールやプロピルチオウラシルが用いられ、これらの薬は甲状腺ホルモンの産生を抑え、過剰な分泌を防ぎます。

治療開始の数週間でイライラや不安感といった精神症状も和らぎ始めるでしょう。

ただし、注意点もあります。

抗甲状腺薬には副作用の可能性があるため、定期的な検査が必要です。

多くの患者は、甲状腺ホルモンが正常値に戻ると、精神症状も大幅に改善します。

しかし、全ての症状が即座に消えるわけではありません。

完全な回復には時間がかかる場合もあります。

また、長期間治療が遅れた場合、精神症状の改善に時間がかかることもあるでしょう。

大切なのは、焦らずに治療を続けることです。

症状の変化を医師に伝え、適切な治療を受け続けることが重要です。

参考:バセドウ病治療ガイドライン2019

患者や家族の対処法

バセドウ病の治療や精神面での改善には患者だけではなく、家族の協力も必要です。

まずはコミュニケーションの重要性について考えてみましょう。

バセドウ病の症状は、周囲から見えにくいものもあります。

患者は自分の体調の変化を家族や友人に伝えることが大切です。

例えば「今日はとても疲れている」「イライラしやすい」といった具合に、素直に気持ちを伝えましょう。

一方で家族の方は、患者の言葉に耳を傾け、理解に努めてください。

批判や否定は避け、温かく見守る姿勢が求められます。

心理的サポートの重要性について触れましょう。

バセドウ病は身体だけでなく、心にも大きな影響を与えます。

不安やストレスを一人で抱え込まず、カウンセリングなどの心理的サポートを受けることも効果的です。

医療機関によっては心理カウンセラーが常駐していることもあるので、躊躇せずに利用しましょう。

また、患者会などの自助グループに参加するのも良いでしょう。

同じ悩みを持つ人々と交流することで、心の支えになります。

これらの対処法を組み合わせることで、バセドウ病と上手く付き合っていけるはずです。

焦らず、じっくりと治療に取り組んでいきましょう。

治療が適切に進めば、周囲に性格が変わったと視られるケースも少なくなります。

参考:バセドウ病治療ガイドライン2019

精神面の変化に対処していきましょう

バセドウ病が引き起こす精神的変化や性格の変化は、適切な治療とサポートによって改善が可能です。

まずは抗甲状腺薬による治療をしっかりと続け、ホルモンバランスを整えることが大切です。

そして、家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、専門医や心理カウンセラーのサポートを受けつつ心の安定を図りましょう。

精神面などの変化を改善できないと、バセドウ病の症状の1つである眼球突出の悪化も考えられます。

当院では、眼窩減圧術などにより出目修正を行なっております。

そのほか、ダウンタイムの少ない治療方法も提供していますので、眼球突出でお悩みの場合は、当院までお気軽にご相談ください。

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

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