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バセドウ病で足がつる!?原因と対策を解説

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甲状腺ホルモンの異常は単に体の代謝に影響を及ぼすだけでなく、筋肉にも深刻な影響を与えます。

特にバセドウ病を患っている方々は、筋力低下や筋肉のつりといった症状に悩まされることが少なくありません。

日常生活において大きな支障をきたすこれらの症状ですが、適切な対策を講じることで、症状の改善が期待できます。

本記事では、バセドウ病による筋力低下や筋肉のつりの原因と対策について解説します。

目次

バセドウ病と筋力低下・筋肉のつり

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰産生により引き起こされる甲状腺機能亢進症の一種です。

特に腸腰筋や大腿四頭筋などの骨盤周りの筋肉に影響が出やすく、立ち上がりや立位の維持が困難になることがあります。

筋力低下の主な原因は、甲状腺ホルモンの過剰によって筋肉の代謝が亢進し、筋肉が委縮してしまうことです。

つまり、甲状腺ホルモンの異常が筋肉の健康を損なっているのです。

バセドウ病の患者のなかには、筋力低下や筋肉のつりに悩まされている方が多数いらっしゃいます。

この症状は日常生活に大きな支障をきたすため、適切な治療と管理が重要です。

バセドウ病の筋症状への対策は、医療と生活の両面から取り組む必要があります。

甲状腺ホルモンの正常化と筋力強化のバランスを保ちながら、快適な日常生活を取り戻すことを考えることが大切です。

足がつる原因

足がつる原因は複雑で、単一の要因ではありません。

低下した筋力に加え、血行不良や自律神経の乱れなども影響を及ぼしています。

まず、筋力の低下が大きな要因です。

加齢や運動不足により筋肉が衰えると、筋肉の収縮と弛緩のバランスが崩れ、つりやすくなります。

特に下肢の筋肉は重要で、立ち上がりや歩行に必要不可欠です。

次に、血行不良も大きな原因の1つです。

低下した甲状腺ホルモンは血管を収縮させ、筋肉への酸素供給が不足します。

これにより筋肉が疲労しやすくなり、つりが起きやすくなるのです。

さらに、自律神経の乱れも大きな要因です。

ストレスなどにより自律神経が過剰に興奮すると、筋肉が過度に緊張し、つりやすくなります。

特に夜間に多く見られるのは、自律神経の乱れが関係していると考えられます。

このように、足がつる原因は複合的で、筋力の低下、血行不良、自律神経の乱れが密接に関係しています。

これらの要因が重なることで、足のつりが引き起こされるのです。

そのため、足がつる症状を改善するには、これらの要因に対する総合的なアプローチが必要不可欠です。

足がつるのは非常に痛みを伴う症状ですが、原因を理解し、適切な対策を講じることで、快適な生活を取り戻すことができます。

足のつりの対策

足のつりの対策には、総合的なアプローチが重要です。

適切な甲状腺ホルモン補充療法や筋力トレーニング、生活習慣の改善など、さまざまな対策を組み合わせることで、効果的に症状を改善できるでしょう。

まず、甲状腺ホルモンの補充療法はポイントになります。

低下した甲状腺ホルモンは血行を悪化させ、筋肉への酸素供給が不足するため、筋力の低下や筋肉のつりを引き起こします。

適切な補充療法により、この問題を改善することができます。

次に、筋力トレーニングやストレッチなどの運動療法も効果的です。

筋力の低下は足のつりの大きな要因ですが、適切な筋力強化により、筋肉の収縮と弛緩のバランスを改善できます。

また、温浴などで筋肉の柔軟性を高めることも、つりの予防につながります。

さらに、生活習慣の改善も重要です。脱水や冷え、運動不足などは筋肉のつりを引き起こしやすいため、水分補給や適度な運動、保温などに気をつけることが大切です。

特に高齢者は注意が必要で、こまめな水分補給や温浴、ストレッチなどを心がけましょう。

これらの対策を組み合わせることで、足のつりを効果的に予防し、症状を改善できます。

医療機関での適切な診断と治療を受けつつ、自身でも生活習慣の改善に取り組むことが重要です。

例えば、甲状腺機能検査を受けて、必要に応じて適切な薬物療法を行うことから始めましょう。

同時に筋力トレーニングやストレッチ、水分補給など、自身でできる対策にも取り組んでみてください。

自分に合った方法を見つけ、粘り強く取り組んでいくことが大切です。 

参考:原発性甲状腺機能低下症による心不全患者の甲状腺ホルモン補充療法

参考:厚生労働省

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