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バセドウ病の初期症状を写真付きで解説

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

この記事では、バセドウ病の初期症状について詳しく解説しています。

症状がわかる写真も掲載していますので、「バセドウ病を発症しているのではないか」と疑っている方はぜひ参考にしてください。

目次

バセドウ病は自己免疫疾患の1つ

そもそもバセドウ病とは、甲状腺に免疫が反応することで起こる自己免疫疾患の1つです。

本来、免疫はウイルスや細菌から体を守ってくれているシステムですが、異常が起こると甲状腺を刺激する自己抗体がつくられてしまいます。

そうすると甲状腺ホルモンが過剰に産生・分泌され、さまざまな症状が引き起こされてしまうのです。

またバセドウ病は甲状腺機能亢進症とも呼ばれます。

一方で、甲状腺ホルモンの量が少なくなることで起こる病気を甲状腺機能低下症(橋本病)と言います。

バセドウ病自体は回復しても眼症が残る場合もあります。

バセドウ病の初期症状セルフチェックリスト

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)になると新陳代謝が異常に良くなるため、体は正常時でも運動をしているような状態に陥っています。そのため下記のような初期症状が現れることがあります。

部位症状
全身暑がりになる疲れやすくなるだるさを感じる体重減少または体重増加37.5度程度の微熱が続く
神経・精神イライラしやすくなる落ち着かなくなる集中力が低下する寝付きが悪くなる
循環器動悸がある(胸がドキドキする)息切れがある頻脈(脈が速くなる)むくみがある
消化器食欲の増加または食欲の低下口や喉が渇く軟便になる排便の回数が増える
皮膚汗をかきやすくなる髪の毛が抜けるかゆみがある皮膚が黒くなる
筋骨体に力が入らなくなる筋力が低下する指や手足が震える
月経月経不順になる月経がこなくなる不妊になる
血液コレステロール低下血糖上昇血圧上昇肝障害
顔つき・首目つきがきつくなる眼球が飛び出たように見えるものが重なって見える甲状腺腫大(首の腫れ・しこり)

症状の現れ方には性別によっても違いがあるほか、年代によっても異なります。

たとえば男性の場合は体重減少や手足のしびれ、動悸などを自覚するケースが多いのですが、女性の場合は首の腫れや動悸、指の震え、だるさなどを感じる人が多い傾向にあります。

また若い人は首の腫れに気付きやすい傾向にありますが、高齢者の首の腫れは目立たないケースもあります。

バセドウ病の初期症状に気付きにくい人もいる

先の項目ではバセドウ病の初期症状についてピックアップしましたが、なかにはバセドウ病の初期症状に気付かない人もいます。

というのも、眼球突出のように目立ちやすい症状が現れる人はごく一部であるためです。

実際、初期症状が軽い人のなかには「体調不良の状態が続いているけれど原因がわからない」「風邪や更年期障害などほかの原因と間違えられる」といったことに悩む人もいます。

また「自覚症状はなかったものの、健康診断や人間ドックでバセドウ病の可能性があると言われた」という人もいるようです。

バセドウ病の初期症状がある場合は病院へ

バセドウの初期症状は多岐にわたるため、「ほかの病気かもしれない」「なんとなく体調が悪いだけかもしれない」と考える方も少なくありません。

しかし放っておくと心臓などの臓器に大きな負担がかかることもあるため、疑わしい症状がある場合は病院を受診して検査を受けることを推奨します。

以下では、バセドウ病の検査方法と治療方法について解説します。

バセドウ病が疑われる場合はまず必要な検査を行う

まずは血液検査によって甲状腺ホルモン(FT3・FT4・TSH)や自己抗体(TRAb・TSAb)の値を測定するのが一般的です。また超音波検査によって甲状腺を観察する方法もあります。

ホルモンの値が高いことで不整脈や心不全が引き起こされる可能性もあるため、心電図や胸部X線検査が実施されることもあります。

なお、眼球突出など目に異常がある場合はMRIまたはCTによる検査が行われるのが一般的です。

バセドウ病だと診断された場合は症状に合わせた治療を行う

検査によってバセドウ病だと診断された場合は、治療が行われます。主な治療法は下記の3つです。

治療方法詳細
内科的治療(薬物療法)抗甲状腺薬の投与
手術療法甲状腺の約2/3以上を切除する甲状腺亜全摘術、または甲状腺のすべてを摘出する甲状腺全摘術
放射線治療(131I内服療法)放射性ヨウ素が含まれるカプセルを飲んでから行うアイソトープ(放射性ヨウ素内用)治療

参照元:日本臨床検査医学会

多くの場合は抗甲状腺薬による治療が第一選択となりますが、2年以上継続していても薬をやめられるほど改善しなかった場合や副作用が強い場合は、手術療法または放射線治療が行われます。

ただし眼球突出などの目の異常(バセドウ眼病)は、上記の治療によって炎症が治まってから別途治療をする必要があります。バセドウ眼病の詳しい治療法については次の項目で解説します。

バセドウ病による目の異常にお悩みなら当院へ

バセドウ病による目の異常は、手術で改善を目指すのが一般的です。

眼球突出に対しては、目の周りの骨や脂肪を切除することで増えた体積を減らす眼窩減圧術(がんかげんあつじゅつ)が行われます。ただし保険適用で行われる眼窩減圧術は全身麻酔や入院が必要なほか、ものが重なって見える複視や失明に陥るリスクがあります。

なお当院では、皮膚を切らずに結膜からアプローチする眼窩減圧術にも対応可能です。当院で実施している眼窩減圧術は保険適用にはなりませんが、抜糸や入院が必要なく、ダウンタイムも1週間程度で済む点が特徴です。

このほか、眼球突出によって目の下にクマができている方や、眼瞼内反症(逆まつげ)になっている患者さんに対する施術にも対応しています。

もしもバセドウ病による目の異常にお悩みなら、一度当院のカウンセリングをご利用ください。症例写真をお見せしながら治療法についてご説明することも可能です。

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

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