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高校生のバセドウ病 症状から治療まで知っておくべきこと

バセドウ病は思春期以降の若年層に多く見られ、高校生でも発症する可能性があります。
高校生でバセドウ病にかかると、学業や部活動に影響を与えます。
本記事では、高校生が知っておくべきバセドウ病の症状から診断、治療、そして日常生活での対処法までを詳しく解説します。
高校生にも起こりうる甲状腺の病気
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって引き起こされる自己免疫疾患です。
この病気は、甲状腺機能亢進症の代表的な原因の一つであり、全身に様々な症状を引き起こします。
高校生での発症率や傾向
バセドウ病は一般的に20歳から50歳の間で多く見られますが、高校生の年代でも発症する可能性があります。
特に思春期以降の若年層においては、発症率が高まる傾向があります。
15歳未満の発症は約5%であり、特に女性に多く見られます。
高校生のバセドウ病は、身体的な変化や精神的なストレスが引き金となることが多いです。
例えば、受験勉強や部活動などのプレッシャーがストレスとなり、発症のリスクを高めることがあります。
また、家族にバセドウ病の既往歴がある場合には罹患の可能性が高まります。
バセドウ病が高校生活に影響を与える影響
バセドウ病になると、以下のような症状が現れます。
- 頻脈(ひんみゃく):心拍数が速くなる
- 体重減少:食欲が増しても体重が減少する
- 手の震え:手指が震える
- 多汗(たかん):汗をかきやすく、常に暑さを感じる
- 眼球突出:目が飛び出して見えることがある
- イライラ感:些細なことで怒りっぽくなる
- 不安感:理由もなく不安を感じることが増える
- 睡眠障害:寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなったりする
以上の症状が現れると、集中力の低下や疲労感の増加により、授業についていけなくなることがあります。
また、試験勉強や宿題に取り組む時間が減少し、成績が低下することもあるでしょう。
特に複雑な問題の解決能力が低下し、物忘れが多くなるため、学業成績が急激に低下する可能性があります。
他にも体力の低下や手の震えや多汗などの症状により、運動能力の低下が懸念点です。
部活動でのパフォーマンスが低下し、チームメイトとの関係にも影響を及ぼすことがあります。
特に甲状腺機能が正常化するまで体育の授業や運動部の活動は控える必要があるため、部活動に参加できない期間が生じるかもしれません。
バセドウ病の診断
バセドウ病の早期発見は、治療効果を高め、症状の悪化を防ぐことが可能です。
できるだけ早く診断を受ける
バセドウ病の診断には、主に血液検査が用いられます。
甲状腺ホルモン(FT3、FT4)の濃度上昇や、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の濃度低下、TSHレセプター抗体(TRAb・TSAb)の高値などが確認されます。
必要に応じて、甲状腺の超音波検査や放射性ヨウ素検査も行われることもあるでしょう。
どのような状態になったら検診を受けるべきか
以下のような症状が現れたら、バセドウ病の可能性を考え、早めに医療機関を受診しましょう。
- 動悸や息切れが頻繁に起こる
- 汗をかきやすくなり、暑がりになる
- 体重が急に減少する(食欲は増加しているのに)
- 手の震えが気になる
- イライラしやすくなったり、集中力が低下したりする
- 目が充血したり、まぶたが腫れぼったくなったりする
- 首のあたりが腫れてきた(甲状腺腫)
これらの症状が単独で現れることもありますが、複数の症状が同時に出ることも少なくありません。
特に高校生の場合、学業や部活動のストレスによる症状と勘違いしやすいので注意が必要です。
少しでも気になる症状があれば、ためらわずに学校の養護教諭に相談したり近くの内科を受診したりしましょう。
ストレスを少なくして高校生活を送るための対処方法
バセドウ病を抱える高校生にとって、ストレスを少なくしながら学校生活を送ることは非常に重要です。
以下では、学校生活での対処法、将来の進路や就職への影響とその対策について解説します。
学校生活での対処法
学校生活での対処方法では以下を実践してみてください。
- 時間管理の工夫
- 学校との連携
- 適度な運動
疲れやすい症状があるため、無理をせずに休憩を取りながら勉強や活動を行うことが大切です。
計画的に時間を管理し、無理のないスケジュールを作成しましょう。
また、担任の先生や養護教諭に病状を伝え、必要なサポートを受けることが重要です。
特別な配慮が必要な場合は、学校と相談して適切な対応を求めましょう。
そして、適度な運動はストレス解消に役立ちますが、過度な運動は避けてください。
医師と相談しながら、自分に合った運動を取り入れましょう。
将来の進路や就職への影響と対策
バセドウ病が将来の進路や就職に与える影響を最小限に抑えるためには、以下の対策が考えられます。
- 進路選択の工夫
- 就労移行支援の活用
自分の体調や症状に合わせた進路選択が重要です。
例えば、体力をあまり必要としない職業や、柔軟な勤務形態を提供する企業を選ぶことが考えられます。
また、就労移行支援施設を利用することで、職業訓練や就職活動のサポートを受けられます。
公的な支援を受ければバセドウ病でも働きやすい環境を整えることが可能です。
高校生でもバセドウ病に気をつけましょう
バセドウ病は、高校生でも発症する可能性があり、学業や部活動に大きな影響を与える病気です。
しかし、早期発見と適切な治療を受けることで、症状をコントロールし、ストレスを少なくして過ごせます。
少しでも気になる症状があれば、ためらわずに医療機関を受診し、早期の対応を心がけましょう。
適切な治療を進めないと、バセドウ病の症状の1つである眼球突出が悪化する可能性があります。
当院では、眼窩減圧術などにより出目修正を行なっております。
そのほか、ダウンタイムの少ない治療方法も提供していますので、眼球突出でお悩みの場合は、当院までお気軽にご相談ください。