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バセドウ病患者がお風呂に入るときの注意点!日常の過ごし方も解説

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

お風呂や入浴は疲れた心と体を癒やしとなり、好きな人も多いでしょう。

しかし、バセドウ病の方にとって、入浴には注意が必要です。

本記事では、バセドウ病の治療法に応じた入浴の注意点を解説します。

手術後やアイソトープ治療後の生活で気をつけたいポイントを、具体例とともにお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目次

バセドウ病患者がお風呂に入るときの注意点

日々の生活のなかでお風呂はリラックスできる大切な時間となりますが、バセドウ病の方は体の新陳代謝が亢進しているため、入浴方法には注意が必要です。

長時間の入浴や高温の環境は、体調を崩しやすくする原因となります。

具体的には、お風呂につかる時間は20分程度に限定し、高温のサウナやフィンランド式サウナのような極端に高温の環境は避けましょう。

これらの環境は体に大きな負担をかけ、特にサウナのような80°Cを超える高温空間に入ることには十分に注意が必要です。

また、サウナ室の後の水風呂も控えたいところです。

急激な温度変化は血圧の変動を引き起こし、体調を崩す可能性があります。

これらのリスクを避けるために、ぬるめのお風呂でゆっくりと入浴することがおすすめです。

ぬるめのお湯に浸かると体を温めつつ、負担を最小限に抑えられます。入浴後は、急に動くのではなく、しっかりと休憩を取り、体調の変化に細心の注意を払いながら、ゆっくりと体を冷ましてください。

入浴中に動悸やめまいを感じた場合は、無理をせずすぐに浴槽から出ることが重要です。

バセドウ病で手術を受けたときの入浴

バセドウ病の手術を受けた後の入浴は、術後の経過日数や傷口の状況に応じて注意点が異なります。

まず手術前日は、通常通りの入浴が可能です。

手術前に体を清潔に保つことで、術後の感染リスクを低減させられます。

術後4日目までは、傷口の治癒を妨げたり、感染のリスクを高めたりする可能性があるため、シャワーを含む入浴は避けてください。

入浴の禁止については医師からも説明があるでしょう。

入浴禁止の期間は、タオルなどを使用して体を拭く程度に留めます。

体を綺麗に拭くのは、傷口を直接濡らさずに体を清潔に保つ方法として効果的です。

術後5日目を迎えると、状況によっては下半身だけを狙ってシャワーを浴びてもOKになります。

しかし、この時も傷口の状態や痛みの有無を慎重に確認し、無理をせずにシャワーを利用することが重要です。

万が一、傷口に異常を感じた場合は、すぐに入浴を中止し、医師に相談することが必要です。

抜糸後(約7日後)の翌日から通常の入浴が許可されるケースが多いですが、ここでも傷口の状態を注意深く観察する必要があります。

特に入浴時には傷口を直接強くこすらないようにし、あまり長時間湯船に浸かりすぎないように気をつけてください。

術後の体調や傷口の状態に合わせた入浴法を選択し、無理のないようにすることが、回復を早めるためには不可欠です。

このように、手術後は医師や看護師の指示に従いながら、適切に入浴を活用することが推奨されます。

参考:甲状腺の手術を受けられる患者様へ

アイソトープ治療を受けたときの入浴

バセドウ病のアイソトープ治療は特に注目されている方法の1つです。

アイソトープ治療法では、放射性ヨウ素を体内に投与することにより、甲状腺の機能を適切に抑制し、バセドウ病の症状を緩和します。

放射性ヨウ素は甲状腺細胞に特異的に取り込まれ、過剰な甲状腺ホルモンの産生を抑えることで、患者の体調を整える効果があります。

この治療を受ける際には、一定期間の入院が必要となりますが、患者の生活における配慮も求められます。

例えば、入院期間中のシャワーについては、入院初日から目安の入院期間である7日目まで可能とされ、患者は自身の衛生状態を保てます。

さらに、退院後の生活においても注意が必要です。

退院した8日目以降の入浴に関しては、体内に放射性ヨウ素が残っている可能性があるため、入浴も家族に配慮が必要です。

具体的には、退院後3日間、家族の中で最後に入浴することが推奨されています。

これは放射性物質が水を介して家族に影響を与えないようにするための措置です。

また、この期間中は入浴の際に使用するタオルやバスグッズも個人専用のものを使用し、他の家族と共有しないようにしてください。

アイソトープ治療を受ける際には、治療そのものの効果だけでなく、治療期間中および退院後の生活における細やかな配慮が求められます。

医療スタッフからの指示に従い、健康を第一に考えた入浴を心がけましょう

参考:アイソトープ治療を受ける患者様へ

バセドウ病の際は入浴に気をつけましょう

バセドウ病の方は、入浴方法にも注意が必要です。

熱いお湯に浸かったりサウナに入ったりすると、症状の悪化が考えられます。

また、手術やアイソトープ治療の前後でも入浴方法も医師や看護師からの指示を守ってください。

入浴に制限があるのはストレスにもなりかねませんが、症状を悪化させないために注意したいところです。

なお、バセドウ病の症状のひとつである眼球突出も入浴の仕方によって悪化が考えられます。

当院では、眼窩減圧術などにより出目修正を行なっております。

ダウンタイムの少ない治療方法も提供していますので、眼球突出でお悩みの場合は、当院までお気軽にご相談ください。

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

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