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ダイエットしていないのに痩せてしまう理由は?対処方法も解説

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

「ダイエットしていないのに痩せてきた。」

「もしかして病気で痩せている?」

このような悩みをお持ちの方に向けて、ダイエットしていないのに痩せる理由や原因を解説します。

また、対処方法も解説しますので、体重の減少が気になる場合は、ぜひ参考にしてください。

目次

ダイエットしていないのに痩せてしまう理由

ダイエットしていないのに痩せてしまう理由はいくつか挙げられます。

そのなかから、今回は4つの理由を解説します。

ストレスによる影響

まずはストレスによるものです。

ストレス反応は身体的疾患や心身障害に影響を及ぼすとされており、この影響は心理生理学的ならびに認知的、行動的経路を通じて健康や病気の結果に影響を及ぼします。

ストレスが体重減少に与える影響とそのメカニズムについては、今後さらなる研究が必要ですが、心理社会生物学的要因の役割が重要であることが示唆されています。

参考:「ストレスはどのように健康を左右するのか・ その心理社会生物学的メカニズム」

糖尿病の可能性

次は糖尿病によって痩せてしまうことです。

糖尿病ではインスリンの不足や機能不全により血糖値の調節がうまくいかないため、体がエネルギーを効率的に利用しづらくなります。

その結果、体重減少につながる可能性があるわけです。

参考:「糖尿病患者のインス リン反応に及ぼす食事療法 とくに体重減 少の効果について」

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)とは

甲状腺機能亢進症患者においても筋肉量や体重が減少する可能性があります。

ある研究では、体重補正上腕囲を用いて筋肉量の減少を指標としています。

甲状腺機能亢進症患者は治療により機能が正常化された後も、筋肉量の回復が遅れる傾向にあることが示されています。

これにより、甲状腺機能亢進症が体重減少に影響を与えることが示唆されます​​。

参考:「甲状腺機能亢進症における筋肉量の減少, 体重補正上腕囲を指標としての観察

その他の病気

その他にも、がんや感染症などにより体重が減少する可能性があります。

がん患者、特に膵がん患者においては、体重減少が一般的な症状です。

膵がん由来の細胞外小胞が血液中に放出され、これが脂肪細胞に接着し脂肪分解を引き起こし、体重の減少に至ります。

しかし、このメカニズムは、がん患者における体重減少やがん悪液質の発症機構の理解に寄与し、がん患者の支持療法の開発につながることが期待されます​​。

参考:「がんになるとなぜ痩せるのか ―膵がん由来の細胞外小胞が脂肪分解を引き起こすメカニズムを解明― 」

ダイエットしていないのに痩せたと思ったら専門家へ相談

ダイエットしていないのに痩せたと思ったら、医療機関など専門家への相談が先決です。

体重が急激に減少した場合や、体重減少以外の症状が出たときは、何かしらの病気に罹患している恐れがあるからです。

病気を疑う目安としては、6か月から12か月で体重が5%以上減少した場合です。

参考:「体重減少

症状には体のだるさ、食欲減退、胃痛、腹痛、下痢、気分の落ち込みなどがあります。

このような症状があれば、早めに医療機関での受診が推奨されます​​​​。

まず内科または消化器内科を受診してみてください。

体重減少の原因は多岐にわたるため、初診ではこれらの診療科が適切です。

また、心の疲れを感じている場合は、精神科の受診も検討しておきましょう。

受診時には、体重減少の時期や程度、食事量、他の症状などを医師に伝えることが重要です。

健康管理と生活習慣の見直し

ダイエットしていないのに痩せないためには、健康管理と生活習慣の見直しが大事です。

具体的な方法を紹介しますので、参考にしてください。

健康的な体重管理の方法

健康的な体重管理の方法では、適切な食事と運動バランスが大事です。

厚生労働省は、生活習慣病は健康長寿の最大の阻害要因であり、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満などを引き起こすとしています。

参考:厚生労働省「栄養・食育対策

体重の減少も食生活などが影響するため、過度に食事を抑えたり偏った食事をせずに栄養バランスを考えてください。

また病気に罹患しないように、適度な筋肉をつけ免疫力を向上させることも大事です。

参考:「適度な運動で免疫力向上」

ストレス管理とリラクゼーション

体重管理と共に、ストレス管理も大事です。

ストレスの解消方法は人それぞれですが、例えば、音楽によるストレス解消が挙げられます。

音楽を聞くことで、感情をコントトールできる効果が期待できます。

参考:「音楽のストレス解消効果について ――心理的指標および生理的ストレス指標による検討――」

ただし、ストレスの解消方法は人それぞれであり、他人の方法が自分にも合うとは言い切れません。

旅行、スポーツ、映画鑑賞など、自分がリラックスできる方法を見つけましょう。

まとめ

今回はダイエットをしていないにもかかわらず体重が減少するさまざまな原因を解説しました。

ストレス、糖尿病、甲状腺機能亢進症、がんなど、体重減少に関連するさまざまな健康状態について考察しました。

また、体重減少が見られる場合の健康管理および生活習慣の改善方法についても解説しました。

体重減少に対する前向きなアプローチとして、まずは原因の理解と適切な医療機関への受診が重要です。

加えて、健康的な生活習慣の維持、適正な体重管理、ストレスの効果的な管理は、全体的な健康と幸福感を高めるために不可欠です。

なお、体重の減少が甲状腺機能亢進症によるものであれば、バセドウ病眼症などを発症することがあります。

当院はバセドウ病眼症に悩む方に、内科的サポートの元ステロイドパルス療法を始め、ダウンタイムが少ない施術を提供しています。

バセドウ病眼症などにお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

バセドウ病でお困りの方はクリニックにお電話またはLINEにてお気軽にお問合せ下さい。

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