20代なのに立っているだけで息切れしてしまう原因は？予防策なども紹介

「20代だけど立っているだけで息切れする。」

「息切れするのは何かの病気なの？」

このような悩みを持つ方に、息切れする原因や予防策を解説します。

すぐに実践できる予防策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

20代における息切れの一般的な原因

まずは20代における息切れの一般的な原因を解説します。

息切れの原因としては、生活習慣と病気によるものが考えられます。

生活習慣と呼吸困難の関係

20代における呼吸困難の原因として、生活習慣が挙げられます。

運動不足や不規則な生活リズムは、体の基本的な機能を低下させることがあり、呼吸困難につながることがあります。

特に現代の若者は、スマートフォンやパソコンの使用が多く、運動量が減少している傾向です。

これにより、筋力や心肺機能の低下などが起こり、日常生活においても息切れを感じやすくなる可能性があります。

参考：呼吸リハビリテーション 運動療法 Pro の立場から

医学的な視点から見た息切れの原因

医学的な視点からも息切れの原因が考えられます。

例えば、心臓疾患が原因で立っているだけで息切れすることもあります。

参考：運動時発作的呼吸困難 / DOE（うんどうじほっさてきこきゅうこんなん）

また、バセドウ病ががん院で息切れするケースも考えられます。

バセドウ病は甲状腺機能亢進症の一種で、過剰な甲状腺ホルモンが体内で生成される疾患です。

それにより、体が常にオーバーワークの状態となり、少しの運動でも過剰な反応を示し、息切れすることもあります。

参考：甲状腺機能亢進症・機能低下症

息切れの予防策

さまざまな原因から20代でも息切れする可能性がありますが、予防に努めれば防ぐことも可能です。

具体的な予防策を紹介しますので、息切れに悩んでいる場合は、実践してみてください。

呼吸機能を強化

まずは呼吸機能を強化することです。

例えば、適度な運動は、心肺機能を向上させ、体の酸素利用効率を高めます。

ランニングやジョギング、スイミングなどが効果的です。

参考：運動療法の要点

また、バランスの取れた食事は、体の基礎代謝的な機能をサポートし、免疫力の向上につながります。

質と量が適切な睡眠も大切です。

これらの生活習慣の改善は、呼吸器系の健康を維持し、潜在的な呼吸困難の予防につながります。

医療機関への相談

呼吸困難やその他の健康上の異常が見られる場合、速やかに医療機関へ相談してください。

医師は、症状の原因を特定して適切な治療計画を立ててくれます。

例えば、バセドウ病の治療には、甲状腺ホルモンのレベルを調節する薬物療法、放射性ヨウ素治療（アイソトープ治療）などが考えられます

症状が重い場合は甲状腺の摘出手術もあるでしょう。

参考：バセドウ病の外科治療

参考：セドウ病 アイソトープ治療 Q&A

参考：バセドウ病の薬物療法

治療計画は患者の症状、年齢、全体的な健康状態によります。

バセドウ病は、長期的なフォローと定期的な検査が必要であり、患者の生活スタイルや病状に応じて治療法が選択されます。

息切れを防ぐ長期的な健康管理

息切れを防ぐには長期的な健康管理も必要です。

長期的な健康管理についても解説しますので、参考にしながら日々の生活を送りましょう。

呼吸機能をサポートする生活習慣

長期的な健康管理では、特に呼吸器系の健康を支える生活習慣が重要です。

例えば、肺機能を向上させるためには、深呼吸の練習が効果的です。

深呼吸によって酸素の取り込みを最大化し、肺の能力を高めます。

参考：免疫力を高めるには肺機能を高める

さらに、空気がきれいな自然の中での散歩は、肺に新鮮な空気を供給しストレスを軽減します。

室内環境では、空気清浄機の使用により空気中の汚染物質を減少させ、喫煙を避けると肺の健康を保護することが可能です。

栄養面では、抗酸化物質やビタミンを豊富に含む食品を摂取すると免疫力を強化し、病気に対する体の防御力を高めます。

参考：ビタミンと免疫

健康維持の総合的アプローチ

心身のバランスを整えることは、健康維持の鍵です。

ストレスが呼吸困難の原因となることがありますので、リラクゼーション技法、趣味、瞑想を通じて心の安定を図ることが重要です。

これらの活動は心理的な安定をもたらし、ストレスによる身体的な影響を軽減します。

参考：リラクセーション手法としての呼吸法

また、定期的な健康診断と予防接種は、潜在的な健康問題の早期発見に貢献し、長期的な健康管理の土台を築きます。

参考：がん検診＆特定検診・特定保健指導の受診を！

バセドウ病患者の生活指針

息切れがバセドウ病によるものであれば、日常生活で気をつけることがあります。

例えば、喫煙は避けてください。

喫煙はバセドウ病眼症などの発症リスクを高める場合があるからです。

その他の症状を誘発することもあり、喫煙は避けるべきでしょう。

また、精神的、肉体的なストレスもバセドウ病を悪化させる要因です。

先述したようなストレス解消方法を参考に、ストレスを溜めないようにしてください。

参考：「バセドウ病治療 ガイドライン2019」

20代の息切れへに対策しよう

20代でも立っているだけで息切れする原因はさまざまです。

生活習慣や特定の病状、例えばバセドウ病などの医学的要因に起因することがあります。

重要なのは、日常生活での健康習慣の見直しと、異常な症状に気づいた際の迅速な医療機関への相談です。

また、息切れの症状がでないように長期的な対策も必要となります。

仮にバセドウ病であれば、長期的に生活習慣を見直さないと、バセドウ病眼症などを発症することも考えられます。

なお、当院ではバセドウ病眼症に悩んでいる方に、内科的サポートである元ステロイドパルス療法など、ダウンタイムが少ない施術を提供しております。

バセドウ病眼症などに悩んでいる場合は、ぜひ当院にご相談ください。