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「がん再発における治療」についてのまとめ
がんの再発は、その定義や再発する要因がさまざまであり、個々に合わせた再発予防を行います。
また、がん治療においては発見した段階から早期に治療を開始し、再発や転移のリスクを下げる治療も重要となるでしょう。
ここでは、「がん再発」における概要や再発予防の重要性、再発リスクを下げる三大療法などについてまとめました。
「がん」の再発とは?
がんの再発は、遺伝子要因や外的要因、がんの性質、患者さんの免疫状態など、さまざまな要因が重なって、再発の有無が変わってきます。
同じ状態であっても再発しない場合もあれば、再発するという方もいるのです。
がんを発見した後は、できるかぎり早期に治療を開始して、再発や転移しないように的確な治療を行うことになります。
しかし、治療を行ったとしても再発する場合もあり、それは次のような要因が考えられます。
・完全に「がん」を取り切れていない
・他の臓器に広がっていた場合
がん組織はすべてが目に見えるものではなく、微細で全く気付かないようながん組織もあります。
そして、がん組織はその場で増殖したり、血液やリンパの流れに沿って別の臓器に移動するといった動きを見せます。
しかしながら、近年はがんの研究や治療が発展しており、がんの種類や発生しやすい部位、再発の多いがんなどを予測できるようになりました。
がん患者さんは診断されてから5年間は、再発・転移のリスクが高い時期として、定期的に検査を受けることになります。
再発のリスクを予測しながら、再発した場合に備えて治療を行う場合もあるでしょう。
ただし、どのような治療であっても、完全に再発を予防できるものではありません。あくまでも再発のリスクを下げるということになります。
「がん」再発予防の重要性
がんを発見した後は、がんを取り切って治癒することを目的に治療を行うでしょう。しかし、手術や放射線治療などを行ったとしても、完全に体中のがん組織を取り除けるわけではありません。
そのため、再発や転移のリスクはがんが進行するたびに大きくなるのです。
がん再発では、次の3つのケースがあります。
- 手術で取りきれなかった、目に見えないがん細胞が増殖した
- 他の臓器に転移している
- 新しいがんが発生した
患者さんによっては、1回の手術で完全に取り切れる場合や5年以上再発しないで経過する場合もあるでしょう。
しかし、再発するがんが多いのは現実です。そこで、再発を予防するために補助療法という考え方があります。
補助療法とは、患者さんの病態やがんの進行度に合わせて治療を行います。化学療法や放射線治療、ホルモン療法などを組み合わせた治療が特徴的です。
さらに、再発リスクを下げるためには生活習慣の見直しも必要でしょう。それは、がん細胞と免疫機能は密にかかわっているからです。
≫がんと免疫機能
そこで、再発リスクを下げる生活として、以下の3つを意識するとよいでしょう。
- 定期的に運動を継続すること
- 規則正しい生活をすること
- 栄養バランスが取れた食事をすること
がんの再発リスクを下げる治療法
がんの再発を完全に予防することは難しいでしょう。
そこで、がんを発見した時のステージや進行度合、治療の感受性、患者さん自身の体力や免疫力などをもとに、再発リスクを下げる治療を行うことが大切になります。
そもそも、がん治療の目的とは、「根治」「延命」「緩和」の3つです。
がんの進行度が高まるにつれて、治療目的は「根治→延命→緩和」の順にすすんでいきます。3つの段階で共通しているのは、患者さんのQOLを維持することです。
がん再発における治療では、がんを根治することや苦痛症状の軽減、精神的なサポートなど、多角的な面から患者さんをサポートしていく必要があります。
その中でも、主な治療法としては「手術療法」「放射線療法」「化学療法」の三大療法が基本です。
これらを単独で行う場合もあれば、手術+放射線、手術+抗がん剤といったように、組み合わせて行うことも多いでしょう。
さらに、最近は4つ目のがん治療法として「免疫療法」を行うことも増えてきました。
これは、私たちの体にある免疫機能として、自然免疫や獲得免疫の仕組みを活用した治療法です。
このように、がん再発リスクを抑えるために、発見した時点で的確な治療を行うことが大切です。
がんの進行度や患者さんの状態など、トータル的に考えてさまざま治療法の中から選択することになります。
まとめ
このように、がん再発はある程度の予測がつく場合が多く、がんを発見して最初の治療を始める段階で、的確な治療法を計画すると良いでしょう。
それでも再発する可能性がある場合は、放射線治療や化学療法、ホルモン療法、免疫療法などを組み合わせて治療を行います。
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